WORKS

Selected projects at KISD

2011年の夏から一年間、ドイツのケルンに交換留学する機会を得た。私の拙い英語とドイツ語でコミュニケーションすることを差し引いても、2学期間、国際的なバックグラウンドを持つ他の学生たちと一緒にプロジェクトに取り組んだ経験はとても素晴らしいもとなった。
九大のそれとは異なり、留学先のKISD(ケルン応用化学大学)はとてもユニークな授業システムを取り入れていた。例えば座学は一切なく、期間の異なるプロジェクト、実践的なレクチャー、そしてディスカッション中心のセミナーなどが中心だ。日本の学校ではありえないくらい(私だけかもしれないが)チームメイトとは長い時間を過ごした。言葉や技術的な問題があったものの、いくつかのプロジェクトは無事にプレゼンテーションまで終わらせることができた。ここで紹介するのはその成果のうちのいくつかである。
ところで、私のKISDでの生活を語る上で外すことができないのは、学部キャンパスの1Fにあるカフェ「Gute Stube」での経験であろう。ワーキンググループの一環として学生によって運営されるこのカフェで2学期間働いたが、私のつくるラテ・マキアートやカプチーノが不味すぎて何回プロフェッサーからNGを出されたことか…!美味しいカプチーノを作るまでには数え切れないほどのミルクを泡立てる練習が必要で、プロフェッサーに納得してもらうにはとうとう一年かかってしまった。
今でも街中でおいしいカプチーノを飲むと興奮するし、またコーヒーを提供しにKISDに遊びに行きたいなと思う。

  • Roemisch-Germanisches
  • ・役割
  •  イラストレーター
  • ・3ヶ月の中期プロジェクト
  • ・学生2名とのグループワーク

- プレゼンテーション会場でのデザイン過程の展示(by Lea)

このパンフレットは、ローマンジャーマンミュージアムに来館した小学生が歴史について学ぶのを助けるワークブックのプロトタイプとしてデザインされた。ブックデザインはグループメイトのLeaとSebastianによって手がけられ、ドイツ語が分からずコンテンツの細かいデザインに関わるのが難しかった私は、イラストレーターとして協力する形となった。

- 表紙デザイン
表紙に使うモチーフとして、本の中にも出てくるケルン大聖堂近くにある歴史的な塔を選んだ。最初は塔全体をイラストにしたが、最終的にはそれをレンガの形に分割して再構成したデザインを採用した。

- 塔全体のイメージ

- 本文中で使用した図

 
  • Show me!
  • ・役割
  •  デザインアシスタント、モデル
  • ・7週間の中期プロジェクト
  • ・学生16名とのグループワーク

「Show me!」はプロダクトデザイナー向けのビジュアルブックである。異なる文化背景や国籍をもつデザイナーが、言葉の壁を感じることなく一緒に働くことができる、というのがコンセプトで、これはDieter Grafによる「Point It - the original picture dictionary」というビジュアルガイドブックにインスピレーションを受けたものである。

冊子一式はデザインプロセスの7つのアスペクト(マネジメントとコミュニケーション、ターゲットグループ、プロダクトクリテリア、スタイル、マテリアルとツール、プロダクト、プロダクトアドオン)を示している。

チームメイトのJoyと私はプロダクトアドオンにまつわる冊子のデザインを担当した。

- アイデア:イメージだけを使って言いたいことを伝える方法
画像だけを使って言いたいことをはっきりと伝えるのは想像するよりも難しい。上図では、左上から「可能と不可能」、「ラフさとスムーズさ」、「開閉」、「くっつける」、「感情(喜怒哀楽)」、「締め切り」を説明しようとしたが、伝わっただろうか?それとも、自分が本当に言いたかったことはそれ以外だったかも!今となっては自分でもよくわからない。